「あれ、太った?」
久しぶりにあった友人からそんな事を言われました。
社会人になってから以前よりも食事の量は増え、体重は10kg程度増えていたので太っていたのは自覚していましたが昔からの友人に言われるとやはり若干心にきました。そこから追い討ちで、健康診断で肝臓値D判定を頂戴して決心をしました。
「よし、痩せよう」
そう決心して3か月間、運動を中心としたダイエットを実施し、その結果、無事に7kgほどのダイエットに成功しました。
今回はそんなダイエットの経験をして気づいた、ダイエットにおける習慣化の重要性と、「Nike Run Club」に組み込まれている習慣化の仕組みに関して解説いたします。
Nike Run Club
<掲載元:https://www.nike.com/jp/nrc-app>
■Nike Run clubとは?
「Nike Run Club」は株式会社NIKEが運営するランニング管理アプリです。
・ランニングの管理
・ランニンググッズのECサイト
を有していて、ユーザーのランニングという行為ををトータルでサポートしてくれます。特にこの記事では継続をしたくなるような「ゲーミフィケーション的な要素」に注目して解説します
■残酷な事実 ダイエットをするには継続が絶対条件
個人的にですが「簡単かつ短期間でできるダイエット」は存在しないと思っています。その理由について簡単に説明します。
まず、カロリー制限ダイエットについて考えます。
脂肪は1キロあたり約7200kcalと言われています。それに対して、成人女性で1日の運動量が5000歩程度だと基礎代謝は1600kcal程度です。
基礎代謝だけに頼って「脂肪1キロ」を減らすには4日と半日の間を飲まず食わずで過ごす必要があります。
無論そんな無茶をすれば栄養も取れず体を崩してしまうことになりますので、食事をたべながらダイエットを行うことになります。
ちなみに、1日で摂取すべきカロリーは1600kcalと言われていますので、普通の量、食事を摂取して普通に生活しているだけでは体重は増加も減少もしないです。
普通に食事ををとりつつ痩せるにはどうしたらいいのか・・・
答えは運動です。
通常の生活をしつつ、1キロの脂肪燃焼するには1日360kcalを消費すると決めて20日間継続する必要があります。
では運動で1日360kcalずつ痩せるにはどんなことをすればいいのでしょうか。
ランニングの場合、体重60kgなら 距離にして6km走る必要があります。
(ランニンング時のおおよそsの消費カロリーは 体重(kg)×距離(km)で計算できます)
6kmという距離は初心者からするとかなり長い距離です。
おそらく最初は3kmぐらいでスタートするのが、いいと思います。3キロの場合、40日間継続することで1kgの脂肪を落とすことができます。
だからこそ、ダイエットでは一定期間の運動の継続すなわち「習慣化」が必須の条件となるのです。
今回紹介する「Nike Run Club」にはゲーミフィケーションを応用することで、日々の継続が楽しくなり習慣化されるような仕組みを提供しています。
■Nike Run Clubが取り入れている継続をさせる仕組みとは
ダイエットを体験すると分かるのですが、継続するには相当な忍耐力が必要です。筆者も走り始めた当初は身体的な成果が全く見えませんでした・・・
その為多くの人が、走っている意味や効果を実感できないまま、数日で諦めてしまうのです。
「Nike Run Club」にはそのような問題をゲーミフィケーションの手法で解決しています。
今回は、心理学者のスティーブン・リースが提唱する「16の基本的な欲求」のうちの3つの欲求に着目して解説していきたいと思います。
1.「承認欲求」
承認欲求とは、一般的には誰かに認められたいという欲求の事を指しますが、より高いレベルの承認欲求に、自分で自分を認める自己承認欲求というものがあります。
NikeRunClubでは消費カロリー数や経路・チャレンジ・音声のフィードバックといった機能があります。これらの機能により利用者は、自分のランニング結果をさまざまな計測データと共に視覚的に見る事が出来ます。
そして、これらのデータを見ることで「目標にしていた距離を走れた」「ペースが上がった」「カロリーを消費できた」などの自己承認欲求が満たされる事で、「明日も頑張ろう」「明日はもっと良い結果を出そう」という内発的な動機が生まれやすくなります。
<掲載元:アプリ内より>
2.「貯蔵欲求」
貯蔵欲求とは、何かを集めるために何かをしようという欲求です。
Nike Run Clubではトロフィー機能が当てはまります。
貯蔵欲求で重要になるのは希少性になります。ここでいう希少性とは集めるためのハードルが高い事を言います。このハードルが高ければ高いほどより収集したいという内発的な動機が生まれますが、ハードルが高すぎると収集ができずに離脱につながります。
Nike Run Clubでは段階的にトロフィーの収集難易度を設計をすることで、この欲求を最適なバランスで刺激しています。
<掲載元:アプリ内より>
3.「競争欲求」
競争欲求とは、「他人に負けたくない」という欲求です。
Nike Run Clubでは走行距離競争機能が当てはまります。
「相手に負けないように自分も頑張ろう」という内発的動機が生まれ、より頑張り、それを見た相手がさらに頑張るという相乗効果が生まれます。
競争相手は他人のこともあれば、過去の自分ということもあります。
競争欲求はゲームにおいては必要不可欠な要素であり、誰を競争相手にするのかがとても重要です。
Nike Run Clubでは競争機能を使うことで「友人」を競争相手にすることもできます。
また、ゴールまでの平均タイムや途中の加減速など「過去の自分」を競争相手にすることもでき、一人でアプリを使っても競争欲求が生まれるように設計をされています。
<掲載元:https://straday.com/nike-run-club/>
このようにNike Run Clubは、人間の本質的な欲求を適切に刺激し、「もっとやりたい」という内発的動機を生み出すことで、
運動を習慣化させることに成功しているのです。
・POINT1:さまざまなデータによる視覚的なフィードバックにより「自己承認欲求」を刺激し、もっと良い結果を残したいという動機が生まれた
・POINT2:トロフィー機能により「貯蔵欲求」を刺激し、もっと沢山集めたいという動機が生まれた
・POINT3:走行距離競争機能により、「競争欲求」を刺激し、ライバルに負けたくないという動機が生まれた
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はNike Run Clubでのランニングを継続させる仕組みを解説させていただきました。筆者は、ダイエットの結果、減量だけでなく健康診断の結果も無事にオールAに戻りました。最近自分の体系が気になってきた方や、健康状態が気になってきた方は、是非この機会に Nike Run Clubを利用して、運動を始めてみてはいかがでしょうか。
◆『Nike Run Club』のダウンロードはこちら