協力要素と価値観の共有が決め手!ヘルスケアアプリ「FinC」のゲーミフィケーション事例

コロナ禍の影響もあり、会社は原則リモートワーク対応をしており、筆者も基本的にはリモートワーク対応をしている。

つまり、例にもれず「運動不足」なのです。

もっと直接的に書くと「太った」のです。

このような状況で、多くの人は検索ワードに、決まってあるワードを入力する事でしょう。

「ダイエット」

今日は、ダイエットやヘルスケアの分野で多くの人に利用されている『FiNC』というアプリについて紹介します。

FiNC (フィンク)

出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.fincapp&hl=ja

■創業者は元パーソナルトレーナー

『FiNC』は、2017年3月にサービスを開始したヘルスケアプラットフォームアプリです。

アプリ公開後、順調にユーザー数を伸ばし続け、現在では美容や健康に関心の強い層を中心に、800万人以上のユーザーに利用されている、ダウンロード数国内No.1のヘルスケア/フィットネスアプリです。

さらに、「Google Play ベスト オブ 2018 自己改善部門大賞」や「2019年度グッドデザイン賞」など数多くの賞を受賞するなど、業界全体にもインパクトを与えるサービスとなっています。

実は、このアプリを開発した株式会社FiNCTechnologiesの創業者は、スポーツクラブのパーソナルトレーナーとして働いた経歴を持つとの事。

まさに、その創業者のパーソナルトレーナーとしての経験を生かして作られた事が、「継続性」を高める事が出来た一つの理由なのではないかと思います。

■ラクして痩せて何が悪い

「ラクして痩せようとして!」

ダイエットサプリを飲んだり、高価なダイエットマシーンを使っている人に向けて、このような言葉が使われている場面は容易に想像できるのではないでしょうか。

筆者は、ここでそのような人を否定する意図はありませんが、このような言葉はあまり誉める意図では使われない印象です。

しかし、『FiNC』においては、その言葉は誉め言葉に捉えられる事でしょう。

それくらい、『FiNC』は、”ラクをする”機能が存分に実装されています。

実際にアプリを起動するとそれはすぐにわかります。

歩いた歩数や睡眠時間はスマホの操作を必要とせずとも、自動で取得してくれます。

そして、最先端のAI(人工知能)や深層学習(ディープラーニング)を活用した機能が、食事の入力です。

なんと、写真を撮るだけで、数多くのメニューを簡単に記録することが可能です。

もちろん、写真による解析が常に100%の精度というわけではないが、手入力するよりもラクに入力が出来ます。

また、食事の記録を元にして、15栄養素の自動記録も実行されます。

まさに至れり尽くせり!

記録を”ラクをさせる”という事はつまり、離脱ポイントになる要素を徹底的に排除しているという事になります。

ゲームにおいては離脱ポイントは非常に注意深く見る必要があります。

例えば、早くゲームのシナリオの続きが見たいのに、その間に何度も余計なページ遷移を強いられると「早く次のシナリオを見せてくれ」となり離脱に繋がってしまうように、その行為自体に面白味のない行動を何度も強いられる事はストレスになり離脱ポイントにしかならない為、極力排除する事が重要となってきます。

その意味で、『FiNC』はよく考えられていると言えます。

■FiNCの神髄は「フィンクちゃん」

『FiNC』には、その他にも、行動結果や自分の現在の位置について可視化するスコアやランキング、そしてメリットを実感できる報酬など様々なゲーミフィケーションの要素が含まれていますが、今回筆者が最もスポットを当てたい機能があります。

それは『パーソナルトレーナーAI』として存在するフィンクちゃんです。

出典元:「FiNC」 アプリ内画像より

フィンクちゃんには、あらゆる要素が詰まっていますが、今回は下記2つの要素に絞って書きます。

協力要素

価値観の共有

協力要素とは、人と一緒に行動することで何らかのメリットや体験が有る仕組みの事です。

価値観の共有は、自分の作ったもの、自分の考えたこと、自分の価値観などを、他の人に共有できる仕組みの事です。

フィンクちゃんは『パーソナルトレーナーAI』として存在します。つまりユーザーにとっての協力者なのです。

さらに、小さくて可愛らしいペットのような姿をしていたり、会話の最後に「また役に立てるように勉強頑張るね!」と、あたかも”一緒に協力しながら頑張っている“印象を与える事で、「フィンクちゃんが頑張ってくれているから私も頑張ろう」という気持ちが最大化するのです。

そして、記録をしたり良い行動をした時には一緒に喜んでくれます。つまり価値観の共有により、ユーザーは「やって良かった」という気持ちになれるのです。

「ダイエット」という本来は”自分との戦い“を強いられるプロセスにおいて、いつもそばで応援をしてくれ、一緒に頑張ってくれるフィンクちゃんの存在が、継続性を高める重要な要素の一つになっているのだと思います。


ここまで、『FiNC』の継続性を高める要素について解説してきましたが、一つ思う事があります。

「どんなに良いアプリがあったとしても、最後は本人のやる気次第」

この言葉を胸に、筆者も今日から自分の運動不足が見事なまでに可視化された体と真摯に向き合い”危機感”を感じながら、フィンクちゃんにサポートしてもらおうと思います。

・FiNC

https://finc.com/