インセンティブ付与で社内を活性化させるSNS「spigit」の事例

皆さんの会社ではどのように仕事のコミュニケーションをとっていますでしょうか。

今だとコミュニケーションにはSlackやChatworkやWowTalkなどを使っている会社さんが多いのでしょうか

社内チャットツールの登場で、電話やメールでやりとりしていた時代に比べて本当に便利になったと思います。コロナの時代でもリモートで働けているのはこういったツールがあるからですね。ただ、リモートワークになった事でやはりコミュニケーション自体は非活性の傾向にあります。今回はそんな課題を解決する「spigit」をご紹介いたします。


出典:https://www.planview.com/acquisitions/about-spigit/

■アイデア採用SNS Spigitとは

米Spigit社が開発したSpigitはアイデアの採用に特化したSNSで

社内での新製品企画や、業務改善、市民の声収集などに幅広く活用されています。

特徴としては、アイデアの投稿に対して、評価、コメント、絞り込み設定が可能で、

評価されているアイデアにはインセンティブを付与する仕組みやランキング化して表彰をする仕組みが挙げられます。また導入に際してコンサルタントが企業文化に合わせた最適な仕組みを構築し、活性化した環境の定着支援を行うサービスも提供しています。

■具体事例

このSpigitですが、日本ではモスフードサービスやANAなどで導入されました。

例えば、spigitでは商品と交換可能なポイントの獲得ができるインセンティブ付与機能がありますが、モスフードサービスではこの機能を利用してアイデアコンテストや写真展を実施しました。

同様にANAでも 業務環境の改善アイデアを募るサイトや客室サービスの改善アイデアを募るサイトをSpigitを利用して立ち上げ、インセンティブを付与することで社内外の業務環境の改善を推進しています。

■spigitを利用したゲーミフィケーション手法

インセンティブを付与するという事はゲーミフィケーションにおいてとても重要です。

例えばRPGのゲームサイクルは、下記1~3の繰り返しなります。

1.「行動」する

2.「報酬」の獲得

3.「行動」が「拡張」される

ここで仕事のサイクルを考えてみます。

1.仕事をする

2.給料の獲得・経験として覚える

3.新しい仕事ができるようになる。

このように基本的に仕事とゲームのサイクルは一致します。

ただ現状、大半の仕事は報酬が月払いであり、

仕事をするタイミングと報酬を獲得するタイミングに差があります。

報酬の獲得に差があることで、今行っている行動が「適切に評価されているのか」

が分からずモチベーションが向上しないという課題を抱えているのです。

これに対して、例えば仕事を行うとインセンティブ(ポイント)が獲得でき、

ポイントが一定数上がると、給与が一定額上がるような仕組みを導入したらどうでしょうか。

報酬と経験の見える化がされ、サイクルが正常に回り出す事で社員のモチベーションが向上するのではないでしょうか。

これがインセンティブ付与によって業務をゲーム化するということになります。

spigitではこの手法を応用して、

良いアイデアを出すという「行動」にポイントという「報酬」を付与することで

今まで見え辛かった「良いアイデアを出す事」に対しての評価と報酬が見える化をし、

「もっと良いアイデアを出そう」というモチベーションにつなげています。

例えば、業務環境の改善のアイデアが出る事で企業は改善活動が進みより従業員が働きやすい環境になります。良い環境になれば、より業務に対してのモチベーションが上がり、「さらに改善をしようと改善活動のループに入れることができます。

ゲーミフィケーションによって、組織全体を改善することができるのです。

いかがでしたでしょうか。

今回はspigitによる社内コミュニケーションの活性化事例と業務のゲーミフィケーション化に関してをご紹介いたしました。

今回ご紹介させていただいた内容以外にも、様々な事でゲームのノウハウを使用する事で解決する事ができます。

社内で改善できる事がないか考える機会となれば幸いです。

また弊社ではコミュニティオ(https://communitio.jp/)を導入して業務のゲーミフィケーション化に取り組んでおります。コミュニティオに関しては関連記事を用意してますのでこちらからご確認ください。

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