ありがとうの可視化!ゲーミフィケーションを活用した社内SNS「Merucii」

「ありがとう」

あなたが最後にこの言葉を心を込めて伝えたのはいつですか?そしてそれは誰にですか?

本当に心から感謝の気持ちを伝えたとしても、相手にちゃんと伝わっているとは限りません。

社内のコミュニケーションにおいても、多くの企業が課題を抱えているのが現状です。

そんな社内コミュニケーションの問題を可視化し、ゲーミフィケーションで解決に導くWEBサービス『Merucii(メルシー)』をご紹介します。


Merucii

出典元:https://merucii.com/ より

■感謝の見える化で組織を発展へ

『Merucii(メルシー)』は、愛知県名古屋市を拠点とする、独立系システムインテグレータであるシースリーインデックス株式会社が提供しています。

2020年4月には、ゲーミフィケーションを活用した「めるもり」という新機能が、オープンβ版として⼀般無料公開されました。

Meruciiというサービス名は、merci(ありがとう)でu(あなたたち)とi(私)が繋がるという意味から名付けられたそうです。

感謝の見える化など、”心理的安全性”を考慮した「ありがとう」を伝えるためのツールとなっています。

■誰でも気軽に投稿できて楽しめる

Meruciiには具体的にどのような機能があるのかを列挙していきたいと思います。

※画像は(https://merucii.com/index.html)より引用

・POINT1:ボーナスチャレンジ

出典元:merucii アプリ内より

毎日登場するデイリーミッションやウィークリーミッションを達成するとボーナスMeruciiが付与される仕組み。

・POINT2:タグコメント機能

出典元:merucii アプリ内より

コイン送信と「ハッシュタグ#」で送信可能。

あえて、メッセージ入力とせず、気軽に送信できる形式にする事で、煩わしさを排除。

・POINT3:メルチャン

出典元:merucii アプリ内より

利用企業独自のオリジナルのボーナスチャレンジの作成が可能で、抽選形式のインセンティブ付与などにも対応

・POINT4:ソーシャルグラフ

コミュニケーションの履歴から「社員同士の相関図マップ」を作製します。

本当のキーマンは誰なのか、社内の潤滑油になってくれているのは誰なのかを可視化することが狙いとなっているようです。

このような機能を使うことで、社員のメンタル、幸福感、組織の生産性を向上させるのです。

■その木は”ありがとう”の花が咲く

今回、特にフォーカスを当てたいのは、4月に新たにモチベーションを刺激する機能として追加された“めるもり”についてです。

・めるもり

出典元:merucii アプリ内より

“めるもり”は、Merucii内でのコミュニケーション(ありがとうを送る、投稿への拍手等)の種類や回数により育つ草木が変化し、自分の森にコレクションしていく箱庭機能で、企業側も”ゲーミフィケーションを取り入れた機能”と公言しています。

ゲーミフィケーションとは、人間が本来持っている欲求を刺激し、もっとその欲求を満たしたいという気持ちを高める手法です。

心理学者スティーブン・リース著「本当に欲しいものを知りなさい──究極の自分探しができる16の欲求プロフィール」では、人間には16の基本的欲求があると唱えています。

その16の欲求とは、力、独立、好奇心、承認、秩序、貯蔵、誇り、理想、交流、家族、地位、競争、ロマンス、食、運動、安心、といわれています。

それでは、この”めるもり”にはどのような欲求を満たす要素が入っているのでしょうか。

ここでは「承認欲求、貯蓄欲求、交流欲求、家族欲求、ロマンス欲求」の5つの要素に絞って考察してみたいと思います。

・承認欲求

”ありがとう”を送り合った回数に応じて箱庭がどんどん豪華になっていく機能により、自分が良い行動をしたという肯定や、”ありがとう”が贈られたという賞賛の総量が実感しやすい形に可視化できる為、承認欲求が満たされていきます。

・貯蓄欲求

”ありがとう”を送るという行動回数や、ありがとうを貰った回数に応じて総量の表示が加算されていく機能により、もっと回数を積み重ねたいという貯蓄欲求を刺激されます

・交流欲求

ゲームを通して”ありがとう”を送り合う理由が生まれる為、率先してありがとうを伝え合いたいと思うようになります。その結果、お互いの感謝のコミュニケーションが活発化され、双方の交流欲求が満たされていきます。

・家族欲求

家族欲求とは、自分の子供を育てたいという欲求です。言い換えると、成長させる事、成長していく姿を見たいという欲求の事でもあります。

めるもりでは、箱庭がどんどん成長していく姿が実感できる為、もっと成長させたいという欲求が刺激されるのです。

・ロマンス欲求

ロマンス欲求とは、美しいものを見て悦に浸りたい、という欲求です。

草木は成長すると同時に、より豪華に美しくなっていく為、ロマンス欲求が満たされるのです。

このように、Meruciiの新機能”めるもり”を欲求の観点で見ていくと、金銭付与の様な物理的なメリットに対しての欲求ではなく、認められたい、積み重ねたい、育てたい、美しいものを見たい、などの内的な欲求を重視していることが分かります。


今回は、Meruciiという”感謝の見える化”を軸としたサービス事例から、人間が持っている欲求へのアプローチにフォーカスしてみました。

サービスを利用するユーザーに対して、どのような欲求を刺激すると提供側が求める行動を促せるのか、を考える事は非常に重要です。

このような考え方でサービス改善を検討する事は、今まで見つからなかった新しいヒントを見つける手助けになるかもしれません。

◆「Merucii」はこちら

https://merucii.com/