全国健康保険協会 船員保険部、ascure 卒煙プログラムを3 回連続採択

  • 2020年10月21日
報道関係者各位
2020年8月25日

 疾患を治療する医療機器として「治療アプリ®」の開発、及びその知⾒を活かした法⼈向けヘルスケアプログラムを提供している株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役:佐⽵晃太)は、公的医療保険制度を運営している全国健康保険協会 船員保険部に、法⼈向け禁煙プログラム「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」が3年連続で採択されたことを報告いたします。今回は、契約期間3年超と過去3回の中で最⼤規模の契約になります。

 

 

 

 

船員の皆様の課題を解決するascure卒煙プログラムの特徴
 船員の喫煙率は44.0%と全国平均の17.8%を大きく上回ります(出典:平成30年度国民健康・栄養調査、平成30年度船員保険健診データ)。禁煙に関心を持たれている船員の方々も多くいらっしゃる一方で、長期間の航海や停泊する港町が様々であることから、禁煙外来のような通院を主体とする方法は難しく、禁煙に挑戦する上で大きな課題でした。ascure卒煙プログラムは、医療資格を持った禁煙指導員によるカウンセリング、医師開発アプリによるサポートに加え、OTC禁煙補助薬(ニコチンパッチやニコチンガム)もご自宅に配送致します。6ヶ月間のプログラムを全てオンラインで行うので、船員の皆様特有の課題を解決致します。

 船員保険には2018年8月に初めて採択いただいてから、2回目の2019年と合わせて、これまで既に多くの方に卒煙していただいております。今年は3回目の採択となり、期間は令和6年3月までと過去3回のなかで最大規模の契約に至りました。

 船員保険の第2期データヘルス計画(平成30年度〜令和5年度)(※1)には、「喫煙率の減少」が組み込まれており、ascure卒煙プログラムはその観点からデータヘルス計画の効果的・効率的実施に大きく貢献します。禁煙を始める前に十分な動機付けから行うことにより、参加者様の健康意識を高めた状態で禁煙を開始します。また、禁煙成功・失敗の確認方法として、自己申告だけでなく、お手元にお送りする検査キットを用いて、オンライン面談の際に実際に検査を行っていただく方法をとっているため、客観的な指標も交えてより正確な卒煙の成功・失敗を把握することが可能です。

実施期間:令和2年6⽉8⽇〜令和6年3⽉31⽇
費⽤:無料
プロジェクトの詳細や申込を希望される⽅はこちらをご確認ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/senpo/g4/detaherusu/20180719_1/sotsuen/

(※1:全国健康保険協会 船員保険 データヘルス計画
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/senpo/g4/detaherusu/herusu/detaherusukeiakku/

「全国健康保険協会 船員保険部」について
 船員⼜はそのご家族を対象とした公的な医療保険サービス等を提供する医療保険者です。加⼊者の皆さまの船員保険証の交付、保険給付⾦の審査・⽀払、病院等からの医療費請求の審査と医療費⽀払い、健康診断・保健指導、保養事業等、⽣涯を通じた健康づくりをサポートしています。

全国健康保険協会 船員保険部 概要
法⼈名:全国健康保険協会 船員保険部
所在地:東京都千代⽥区富⼠⾒2-7-2 ステージビルディング14 階
URL:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/senpo

ascure 卒煙プログラムについて
 本プログラムは、「医療資格を持つ指導員によるオンラインサポート」、「OTC医薬品(ニコチンガム、ニコチンパッチ)の自宅配送」、「医師開発の専用支援アプリ」を組み合わせ、オンラインで完結する新しい禁煙体験を可能にしました。既に180以上の法人に導入いただいております。従来の禁煙外来では3ヶ月に5回通う必要がある通院の負担や、通院と通院の合間は自身の力で取り組まなければならない「孤独な戦い」が障害となるなど、自宅や勤務時などでの心理面のサポートに課題がありました。

 当プログラムは、看護師や保健師などの医療資格と、育成プログラムを経た専門知識を持った指導員が30〜40分かけてオンライン面談を行い、加えて専用の支援アプリからも365日参加者個人に合わせたアドバイスを提供するため、心理面でも手厚いサポートが可能となりました。また、禁煙の失敗が多い3〜6ヶ月目の期間も支援を行うことで、プログラム終了後の禁煙継続にも寄与します。

 また、特定保健指導にも対応できるようサービスを拡充した、「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」も提供を開始しました。禁煙を行うと基礎代謝が落ちたり、口寂しさを紛らわすために食欲が増えたりするため、体重が増加しやすくなります。従来の禁煙支援では、診療時間や診療報酬の制限もあり、体重増加にしっかり時間をとって介入することが難しい場合もありました。。また、特定保健指導では、体重減少を成果の指標としているために体重増加を導きかねない禁煙への積極的なサポートが難しいという現状がありました。「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」は、それぞれの弱点を補い、禁煙と体重管理の両方を一度に実施できるようにプログラムを設計しているため、このプログラムに取り組まれた方を特定保健指導実施対象者としてカウントすることも可能です。

ascure 卒煙プログラム公式サイト:https://sc.ascure.technology
特定保健指導対応型ascure 卒煙プログラム プレスリリース:
https://cureapp.blogspot.com/2020/05/ascure.html

株式会社CureApp について
 株式会社CureApp は、⾼度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療⽤プログラム医療機器創出に向け、研究開発を⾏い、製造販売を⽬指すMedTech ベンチャーです。「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療サービスを⽇本で初めて実現するために、病気を治療するアプリである「治療アプリ®」の開発に取り組んでいます。
 2020年8⽉には、疾患治療⽤アプリとして国内初となる、ニコチン依存症治療アプリ及びCO チェッカー「CureApp SC」の薬事承認を取得しました。
 現在、研究開発中の治療アプリは慶應義塾⼤学医学部内科学(呼吸器)教室と共同開発のニコチン依存症治療アプリ、東京⼤学医学部附属病院と共同開発・臨床試験中の⾮アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療アプリ、⾃治医科⼤学内科学講座循環器内科学部⾨と共同開発・治験中の⾼⾎圧治療アプリ、独⽴⾏政法⼈国⽴病院機構久⾥浜医療センターと共同研究中の減酒⽀援アプリがあります。
 加えて、これら医療機関向け治療アプリの開発で蓄積した知⾒を活⽤し、⺠間法⼈向けモバイルヘルスプログラムの「ascure 卒煙プログラム」、「特定保健指導対応型ascure 卒煙プログラム」を提供し、多くの企業、健康保険組合などへの導⼊をいただいています。
 さらには、⽇本で⽣み出したモデルをベースに「⽇本発のデジタルヘルスソリューション」として、順次グローバルにも展開していく予定です。

※「治療アプリ」は株式会社CureApp の登録商標です。

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