自動ドアセンサーシェアリングサービス「オムニシティ」の体系図
商業施設や店舗のエントランス周辺は、1日数千万人の人々が行き交っています。そのエントランスに設置される自動ドアセンサーは従来、ドアの開閉用途として活用していましたが、オプテックスは、通行者に役立つ情報や体験をお届けする「メディア」に用途を広げ、エントランスに新しい価値を生み出すプラットフォームを構築しました。このメディアの有効活用を促進するシェアリングサービス「オムニシティ」は、業界初の試みとなります。
既存の自動ドアセンサーを当社のビーコン機能付き自動ドアセンサーに置き換え、利用登録をするだけで運用が開始できます。自動ドアオーナーは、このメディアを活用して自社の情報発信に利用、もしくはメディアを他店舗や他企業に貸し出し、利用収入を得る運用も可能となります。
オムニシティ運用実現に向けて、当社は先行してTangerine株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 平井 清人、以下「Tangerine」)と2020年9月に業務提携を行いました。当社のビーコン機能付き自動ドアセンサーとTangerine社の顧客のオフライン行動データの蓄積・分析ができるリアル⾏動データプラットフォーム「Tangerine nearME」を連携させ、ユーザーの属性と行動をリアルタイムに分析します。
オムニシティプラットフォーム
オプテックスでは、全国に200万台設置されている自動ドアセンサーをビーコン機能付き自動ドアセンサーに切り替えてまいります。また、建物や駐車場などさまざまな屋外空間に設置された当社センサーへの展開、他社センサーとの連携を図り、オムニシティのスポットを広げてまいります。まずは自動ドアセンサーから段階的に拡張させ、2023年までに100万か所まで拡大する予定です。
【想定される用途事例】
新型コロナウイルスの感染拡大やDX推進が加速する中、集客施策や運営においてデジタル活用が喫緊の課題となっています。オプテックスは、オムニシティを通して実店舗とデジタルの融合により、来店状況、滞在時間などの顧客行動を把握し、マーケティングやオペレーションに活用する「店舗運営の効率化」、非対面でも情報提供ができる接客サービス、お客様と店舗の新しいつながりや接触機会を増やす「デジタルによる顧客体験」を実現し、便利で快適な⽣活や社会の実現を目指します。
■Tangerine nearME™
Tangerine社が提供する「Tangerine nearME」は、ビーコンやカメラ、Wi-Fiといったさまざまなセンサーテクノロジーを活用することで、生活者のオフライン行動データを蓄積、分析するリアル行動データプラットフォームです。Tangerine社の提供するビーコンはすでに、国内の大型商業施設、大手チェーンスーパー各社や流通店舗、公共機関において延べ3万か所以上の導入実績があり、オフライン施策、店内エンゲージメントや販促、店内での新しい顧客体験の実現といった生活者の行動を可視化してデータ分析を行う企業様のニーズに貢献しております。
■Tangerine株式会社
本社|東京都港区南麻布3-19-13 22SKY BLDG. 302
代表者|代表取締役 平井 清人
事業内容|OMOサービスの提供 / B2Bマーケティング事業 / ITソリューションの提供
URL|https://tangerine.io
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