【世界初の技術で実現】メガネをかけたまま他のメガネを試着できる「バーチャルメガネ試着装置」の特許を取得

  • 2021年1月29日
  • 2021年1月29日

メガネをかけたまま他のメガネを試着できる「バーチャルメガネ試着装置」

STEP1:
 自分のメガネを掛けたままディスプレイの前に立つ


STEP2:
 AI映像処理技術により、実際はかけているメガネを映像上から消去


STEP3:
 3Dモデリングデータのメガネをバーチャル試着
 ※実際は自分のメガネを掛けたままなので、試着姿をはっきり視認することが可能



■発明の背景
メガネの試着中、似合うかどうか実はよく見えていない。
これは度付きメガネを着けている人にとって、当たり前のようにあった悩みでした。
店頭に並んだメガネには度数が入っていないため、鏡に写った自分の姿がよく見えないのです。

そこで私達は、ディープラーニングを用いた独自の画像生成・変換・除去エンジンにより、着用中のメガネをリアルタイムで映像から消し、その上から他のメガネを3Dバーチャル試着する世界初のプログラム・装置を開発しました。これにより、度付きメガネを着けたまま他のメガネを擬似的に試着し、視力を落とすことなく自分の姿を確認することが可能となりました。


■特許の概要
メガネを着用した状態で画面の前に立ち、新たに着用したいメガネを指定すると、着用中のメガネだけが画面上から消え、新たに着用したいメガネを装着した姿が表示されるプログラム・装置。


■実用中の事例
当技術は、「MEGANE on MEGANE(メガネオンメガネ)」というサービスとして株式会社ジンズ様の次世代型店舗「JINS渋谷パルコ店」に導入され、新たな購買体験を提供しています。

▷MEGANE on MEGANE プレスリリース:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000051421.html

▷MEGANE on MEGANE 説明動画

 


■本発明により期待できること

ファッション・美容など幅広い業界での活用
 当技術は、メガネだけに留まらずユーザーの身に付けるものや身体の一部に関することへの応用が可能です。
例えば、洋服や和服の試着、化粧品の試用やメイク方法の提案、整形方法の検討、髪型髪色の変更などに活用することができます。

コロナ感染拡大防止を考慮した新しい試着のあり方
 現在、COVID-19に伴う意識や行動の変化により、ユーザーにとっては試着への心理ハードルが上がり、販売員にとっては消毒等の作業負荷が加わっている状況が推察されます。バーチャルフィッティングの導入は、両者のストレスを軽減する新しい試着のあり方として期待できます。


従来のバーチャルフィッティング技術では、着用しているものが見えている状態でその上に画像を合成したり、アバターを生成して試着したりという方法が主流でしたが、本技術ではリアルタイムで映像から特定の物体を取り除き、その上からバーチャル試着をすることが可能なため、実際の試着に近いより自然なユーザー体験を提供することができます。

■共同開発したネフロックとKAZAKについて
株式会社ネフロック
「テクノロジーで世の中をもっと楽しくする」というビジョンを掲げる、2011年創業の東工大発ベンチャー。
ディープラーニングを用いた人工知能の研究開発・システム構築・アルゴリズムライセンス事業を行い、ソフト・ハード両面からのアプローチで開発を進めている。画像認識エンジン・顔認証エンジン・自然言語処理エンジンなど、自社開発した各種AIエンジンの提供や、スマートロックシステム・ビール認識システムなどのハードウェアとソフトウェアを融合したプロダクトの提供も行っている。

▷会社公式サイト:https://nefrock.com

開発の役割:
・ディープラーニングを用いた画像および映像の生成・変換・除去技術開発
・AIモジュールのフロントエンドアプリケーションへのインテグレーション

株式会社KAZAK(カザック)
2016年創業のUX/UIデザイン開発を手掛けるクリエイティブカンパニー。
AIを活用した新規事業企画開発および企業DX推進などをワンストップで提供。

▷会社公式サイト:https://www.kazak.co.jp

開発の役割:
・新規事業企画プロデュース及びクリエイティブディレクション
・UX/UIデザイン開発/メガネバーチャル試着システム開発
・店舗設置機材開発 /CG及び映像開発

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