国土交通省のオープン3DデータPLATEAUを使ってみた

  • 2021年3月4日
  • 2024年12月12日
※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:
https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2021/03/03/163719

2020年末、国土交通省が「PLATEAU」というプロジェクトを公開しました。これは日本全国の3Dデータをオープンに使えるようにするという物で、活性化のためにアイデアソンやハッカソンも行われています。(https://asciistartup.connpass.com/event/198420/)

PLATEAUのビューアーは常に公開されていて、自前のデータと組み合わせて閲覧する事が可能なので、今回は弊社が持つ人流データを組み合わせてPLATEAUを体験してみる事にしました。

使用データ:
弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの

抽出条件:
・2021/02/01に渋谷駅中心の矩形で取得したGPSデータの緯度、経度、GPS誤差(メートル)
・機械学習によって電車・車ではないと推定された移動体

まずはプロジェクトページよりPLATEAU VIEWを開き、(https://www.mlit.go.jp/plateau/app/)
事前に用意されているデータの中から渋谷区の3Dモデルを読み込みます。

渋谷駅の3Dモデルを読み込む渋谷駅の3Dモデルを読み込む


筆者の作業用PCのスペック上、あまり重い作業はできないのでテクスチャを外し3Dモデルの方は終わりです。

テクスチャ選択画面テクスチャ選択画面


次にこちらで用意したデータを読み込みます。中身は緯度、経度、GPSの測位誤差の3カラムでこの様なデータが1万行ほど。10万行だとちょっと重かったです。

自前のデータ(緯度、経度、GPS測位誤差)自前のデータ(緯度、経度、GPS測位誤差)


My dataからアップロードします。フォーマットを選ぶ画面がありますが、CSVを選んでも特に拡張オプションなどはなかったのでおまかせしましょう。
データフォーマットを(良くも悪くも)自動で解釈してくれて、緯度経度で定義された点に3カラム目の値が色分けされて表示されます。
 

代々木公園代々木公園

原宿の東から代々木公園を眺めた図。
代々木公園や表参道沿いのGPSデータは誤差が少ない事が見て取れる。
 

渋谷ヒカリエ渋谷ヒカリエ

ヒカリエから南の道路沿いの図。高いビルが多い地域でGPSの精度が悪くなる事が見て取れる。

まだ一般公開されたばかりでサードパーティ向けのドキュメントが揃っていなかったので手探りでしたが、面を塗ったりアニメーションなども出来るようです。
機能が増えたらまた何か描いてみたいと思います。

Copyright? 2020 MLIT Japan. All Rights Reserved.


~お知らせ~
この度iPhone版同様にお使い頂けるSilentLog、Android版をリリースしました。
今後とも宜しくお願い致します。

Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.reifrontier.silentlog

 iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/silentlog/id901679160

■SilentLog(サイレントログ)公式サイト
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◆レイ・フロンティア式会社
・本社:東京都台東区台東2-26-8 KSビル301
・代表取締役:田村 建士
・事業内容:
人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1)弊社が保有するデータの統計結果、AI分析推測結果の提供
2)行動データの収集手段(SDK)と、分析基盤一式および定期レポートの提供
3)位置情報分析技術による、既存のGPSデータの可視化と行動分析支援の提供
4)弊社アプリ(SilentLog等)を活用した行動分析、および実証実験支援の提供
5)行動データを活用した新規サービス、事業開発

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レイ・フロンティア株式会社 広報担当
E-mail:info@rei-frontier.jp
Web:https://www.rei-frontier.jp
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