AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役:湯野川孝彦)は、認知特性の視点から個別最適な学習を提供する「すらら 認知特性別学習教材シリーズ」を開発しました。シリーズ第1弾となる小学3年生の漢字学習ICT教材「すらら 漢字アドベンチャー」を2024年12月10日より提供開始します。同時に、認知特性に合わせた学習法を知るために、お子さまの認知特性をWEBで簡易的に診断する「Surala LIFT認知特性Web簡易診断」も提供を開始します。
◆公式サイト https://surala.jp/kanjiadvlp/pc/
アダプティブな学習を追求するすららネットが着目した認知特性とは
認知特性に合わせた学習支援の実績、ノウハウと知見でアダプティブを進化
すららネットでは、大人になっても役立つ真の学びを身につけるため、双方向型のアニメーションレクチャーとAIなどのテクノロジーを駆使したICT教材「すらら」を2007年から提供しています。「すらら」は、一人ひとり異なる学習内容の理解や学習進度に合わせて学習ができる、個別最適な学びをオンライン教材でいち早く実現しました。
このたび、アダプティブな学習を追求するすららネットが着目したのは、「認知特性」です。目で見る、耳で聞くなど感覚器から受け取った情報を処理する能力の「認知特性」は、一人ひとり異なります。認知特性に合わせた学習方法によって、効率的・効果的な学習が可能になります。
すららネットでは、認知能力診断が開発されたアメリカで認知診断と支援の臨床に長年携わっていた臨床心理士とともに、認知特性診断とそれに基づいた学習支援計画を行ってきました。学習支援計画は500件以上で、国内トップクラスの実績です。このような背景によって、新たな視点として「認知特性」から個別最適な学習の実現に向けた教材の開発に着手しました。これまでに培ったノウハウと知見をもとに、だれにでもある認知の特性に合わせた学習をICT教材で提供することで、新たなアプローチによる個別最適な学びの実現を目指しました。
シリーズ第一弾は「小3の壁」ともいわれる小学生3年生漢字
自分に合った学習法で楽しく学べる「すらら 漢字アドベンチャー」
認知特性に合わせた学習において、最初に注目したのは小学3年生の漢字学習です。小学3年生の漢字は、「小3の壁」とも言われており、文字数が増えることに加え、複雑な形の漢字が増える、抽象的な意味の漢字が増える、似た形の字が増えるなどの理由から、漢字学習が苦手になる子どもが多くいます。
そこで「すらら 認知特性別学習教材シリーズ」の第一弾として、小学3年生の漢字学習「すらら 漢字アドベンチャー」をリリースします。「Surala LIFT 認知特性Web簡易診断」で認知特性を簡易的に診断し、診断に基づいて子どもの認知タイプに合わせた学習法で学び、覚えることができるのが大きな特長です。さらに、すららネットの教材ならではのアニメーションレクチャーとゲーミフィケーションで、楽しく学習を継続することができます。
<特長1> 認知特性がわかる「Surala LIFT 認知特性Web簡易診断」
ひとが情報を整理、記憶、理解するには「継次処理」と「同時処理」の2つの認知処理様式があるといわれています。「継次処理」は、一つひとつ情報を、段階的、順序的に処理するのに対し、「同時処理」は全体的にとらえた後に部分的に情報を処理していきます。
そこで一人ひとり異なる認知特性に合わせた学習を提供するために、Web上で簡易的に行える「Surala LIFT 認知特性Web簡易診断」を開発しました。約30分程度のテストを受ければ、すぐに診断結果が出ます。簡易診断では、「継次処理」「同時処理」と、「同時処理」をさらに2つに分類した3タイプに診断します。診断後、子どもの得意な学習タイプを動物に例えて提示されるので、そこからおすすめの覚え方に進みます。
子どもの得意な認知処理様式を診断し、認知特性別学習教材シリーズと連動させ、子どもに合った学習を提供します。
<特長2> 得意な学習方法だから覚えやすい「認知タイプ別学習法」
小学3年生の漢字学習教材「すらら 漢字アドベンチャー」は、認知特性Web簡易診断の結果に基づき、3つの学習方法から最適な学習方法で学べます。教材には、認知特性に合わせたアニメーションレクチャー(講義)と練習問題のドリルが、3タイプそれぞれに用意されています。レクチャーは漢字を初めて学習することを前提にした内容で、学校でまだ習っていない漢字だけでなく、すっかり忘れてしまった漢字も無理なく一人で書けるようになります。また、「すらら 漢字アドベンチャー」では、“文字は相手に伝える手段”と考え、正しい書き順やとめ、はね、はらいの習得には重点を置かず、漢字学習への苦手意識の軽減し、覚える、書ける楽しさの実感を重視しています。
3つの「認知タイプ別学習法」
① 声に出して覚える
この学習方法は、物事を順序だてて理解していくことが得意な子どもに合う学習法です。レクチャーでは、音声で読み上げられる漢字の書き方を意味で聴き、それを声に出して言いながら漢字を書くアクティビティを中心に構成しています。認知特性に合わせて「学校」「スポーツ」などの場面の展開に合わせた順番で漢字を学んでいきます。
②間違い探しで覚える
この学習方法は、初めに全体像を把握してから詳細を理解していくことが得意な子どもに合う学習法です。レクチャーでは、漢字全体のカタチを見てから、漢字を構成する細かいパーツ(部首など)に注目して形を覚えていきます。さらにイラストで漢字の成り立ちを説明し、漢字の形をイメージとともに理解せいきます。
③パーツの組み合わせで覚える
この学習方法は、まず構成要素に注目し、その要素を組み合わせて全体像を把握するのが得意な子どもに合う学習法です。漢字をパーツに分解し、パズルのように組み合わせて正しい漢字を組み立てていくアクティビティを中心に学習していきます。漢字を覚える順番は、共通する部首があるなど、似ている漢字をまとめて覚える順番になっています。
そのほかにも、漢字学習に対する苦手意識を軽減するよう、間違った解答をした際の不正解音とバツ印を廃止しました。代わりにクエスチョンマークを出して、間違いに気が付くよう導く表示にしています。また、視覚的な特性や好みにも配慮し、漢字を表示する画面の背景デザインを3種類から選べるようにしました。
<特長3> 『覚える』をサポート「おぼえた漢字機能」 認知タイプ別に学んだ漢字を定着させるために、長期記憶のメカニズムに着目しました。長期記憶に置き換えるには、繰り返し復習することが効果的と言われています。そこで「すらら かんじアドベンチャー」では、日をあけて3回ドリルをクリアすることでその漢字を覚えたとみなし、覚えた漢字としてマイページに表示します。この機能により、しっかり定着していることを確認しながら進めることができます。
<特長4> 楽しく学習が続く「アニメーション×ゲーミフィケーション」
「すらら 漢字アドベンチャー」は、当社の主要商品「すらら」の開発コンセプト同様、勉強が「わかる、できる、楽しい」を実感できるよう開発しています。レクチャーは、作りこまれた世界観の中でアニメーションキャラクターと双方向で学習が進みます。学び始めのワクワク感を提供します。また、ドリルの正答率によってメダルを獲得したり、1レッスン(5文字)ごとにスタンプを集めてアイテムを獲得するなどのゲーミフィケーションを採用することで、モチベーションの喚起・維持につなげています。
【受講料】
コース名 | 料金 |
---|---|
「Surala LIFT 認知特性Web簡易テスト」 | 2,980円(税込3,278円)※初月のみ |
「すらら 漢字アドベンチャー」 | 980円(税込1,078円)/月 |
◆公式サイト https://surala.jp/kanjiadvlp/pc/
■株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,600校の学校、塾等42万人を超える児童生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場しました。
・コーポレートサイト :https://surala.co.jp/
・サービスサイト :https://surala.jp/
引用元:PRTimes
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000529.000003287.html
アダプティブな学習を追求するすららネットが新たな視点で開発「すらら 認知特性別学習教材シリーズ」新登場