部活動にもゲーミフィケーション!オンラインコーチングアプリ『CoachX』

  • 2020年12月16日
  • 2024年4月4日

コロナ禍で各地のスポーツイベントが中止になったり、無観客での開催になったり、チーム練習そのものが今まで通り実施出来ないなど、スポーツ界全体に影響が出ています。

そんな中、学校の部活動を中心としたオンライン練習にゲーミフィケーションの要素を取り入れた、オンラインコーチングアプリ『CoachX』をご紹介します。





『CoachX』

<出典元:https://play.google.com/store/apps/details?id=pestalozzi.tech.coachx>



■『CoachX』の創業者は元アメリカンフットボール選手

『CoachX』は「体育と部活動にInnovationを起こし、人間の可能性を拡げる」をビジョンに掲げる東京のベンチャー企業「Pestalozzi Technology(ペスタロッチテクノロジー)」が2020年6月に公開しました。

創業者の井上友綱氏(34)は元アメリカンフットボール選手で、「部活動の環境による指導の格差を無くしたい」という強い思いがきっかけで「CoachX」を作ったとの事。

現在は、バスケットボール部門のみとなり、元日本代表の大神雄子氏が監修した動画レッスンが、基礎から応用に至るまで公開されています。

なお、レッスン動画は、月額480円で見放題になります。

■元日本代表選手監修のコーチング動画など機能は充実

「CoachX」の主なポイントは下記となります。

・元日本代表選手が監修した信頼性と質の高い「コーチング動画」が見れる

・スマホ端末があればいつでもどこでも視聴しながら練習できる

・「お気に入り機能」によって自分が見たい動画を即視聴可能

・「AIによるドリブル練習機能」でより実戦に近い練習が可能

・「ノート機能」で練習日誌を動画/写真付きで共有し合える

・「宿題機能」により予習復習が容易に出来る

・「練習スケジュール機能」でチーム内のスケジュールを容易に管理出来る

・「ワークプレイス機能」にてチームにおける練習メニューを溜めておける

このように様々な機能が実装されている中で、今回は、ゲーミフィケーションの要素を含む「AIによるドリブル練習機能」「コーチング動画」「宿題機能」の3点の機能にフォーカスしていきたいと思います。

■『CoachX』のゲーミフィケーション要素

・「AIによるドリブル練習機能」でゲーム感覚で練習が可能

<出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000061008.html>

この機能は、片手でドリブルしながら逆の手でターゲットをタッチしていくもので、単純な反復練習ではなく、楽しみながら練習ができるものになっています。

また、タッチするターゲットがかなり低い位置にも出現するという事と、常に画面を見ている必要がある事から、この練習により「なるべく低い姿勢で常に前を向いたドリブル練習」を自然と行う事が出来ます。

コーチから「もっと腰を低くしろ!」と叱られながら反復練習をする辛さを感じることなく、ゲーム感覚でプレイしながら結果として、「正しい姿勢」や「正しい技術」が見につくという要素は、まさにゲーミフィケーションの良い活用事例と言えるでしょう。

・基礎から応用まで個人のレベルに合わせたコーチング動画により段階的に学べる

<出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000061008.html>

ゲームの要素の一つに、レベルデザインというものがあります。

これは、特定のレベルにおける課題や能力を適切に設計することで、プレイヤーの達成感を最大化することを目的としている仕組みです。

CoachXにおいても、このレベルデザインの仕組みとして、一つ一つの動画には初級~上級のタグが表示されています。

これにより、初心者は最初から高い技術力を求められる動画を見てやる気を失われるという事が起こりづらく、自分のレベルに応じた適切なコーチング動画を選択して見る事が可能になるのです。

・宿題機能により課題の明示と課題クリアによる達成感を実感できる

宿題機能は、ゲームに置き換えるとミッションの要素と言えます。

この宿題機能は、自分自身でももちろん宿題を設定できますが、コーチ(先生)や、プレイヤー(生徒)同士でも設定できるところが、大きなメリットと言えるでしょう。

例えば、ある生徒は、別の生徒に猛特訓練習の宿題をこっそり出す事も出来ます。

互いに宿題を設定し合う事で、楽しみながら、かつ刺激し合いながら練習に励むことが可能になります。

また、宿題はクリアするとリスト上で色が変化する為、今自分がいくつ宿題をこなしたかが一覧化出来る為、達成感を実感しやすいUIとなっています。

学生時代は、宿題を出される事にネガティブな感情が生まれていましたが、CoachXにおける宿題であれば、楽しみながらクリア出来るのではないでしょうか?

CoachXは、今年の6月にリリースされ、リリース後も順次、機能がアップデートされて行っています。

今後はサービスに、栄養サポートや部活のチーム内で情報共有できる「コミュニケーション機能」や、バスケットボール以外に、バレーボールやサッカーでも順次開発を進めていく予定との事ですので、今後より有用なアプリになっていく事を期待したいと思います。

◆「CoachX」はこちら

https://www.coachx-pestalozzi.com/